こんにちは、村口です!
今回は、ここ数週間、ネットでやや荒れている件について触れたいと思います。
それは、タイトルの通り「老後は年金だけで十分なのかどうか?」です。
“日本の年金、将来なんとなく減っちゃうかなー”
私自身も何となくそう感じていましたが、オフィシャルに言われちゃったので、早めの対策がより重要だなー、と改めて感じました。
何事も早めの行動が、特にお金の世界では大切だと思います!
このニュースをまだ見ていない方もいるかと思いますので、簡単にお伝えできればと思います^^
年金だけじゃ老後の生活はできない!?
まず、金融庁が5/22にネットで公開した内容(※)が騒ぎの発端になります。
※『金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第23回)』での配布資料
金融庁から引用すると、
>今後は、公的年金だけでは満足な生活水準に届かない可能性がある。
他にも背景などが書かれていますが、簡単に言うと、
・少子化と高齢化が進み、未婚率も上昇しており、年金給付水準が下がりそう
・今後は年金だけでは足りない可能性があるので、自分でもお金準備してね
ってことです。
今まで将来の年金に問題はないと公表し続けていたお国さんが、ついにオフィシャルに発表しちゃった、ということがポイントです。
本当にヤバい気がしてきますね。
じゃあ、どれぐらい足りないの?
金融庁は2週間後の6/3に、人生100年時代を見据えた資産形成を促す報告書をまとめました。
日本では寿命が伸び続けている、つまり老後(定年退職後)の人生が延びています。
かつ、年金の水準も下がっていくため、年金だけだと資金不足になっちゃうかもだから、個人での資産運用が重要だよ、と述べられています。
また、95歳まで生きる場合、約2,000万円の資産が必要になる、と試算しています。
細かくいうと、平均的な収支状況から年代ごとの金融資産の変化を推計したそうです。
仮に、男性が65歳以上、女性が60歳以上の夫婦では、年金だけだと毎月約5万円の赤字が出るそうです。
そしてそこから20年生きると1300万円、30年だと2千万円が不足する、ということです。
現在60歳の人の25%は95歳まで生きる、と推計も出されています。
自分はギリセーフ?
いえいえ、そんなことはない可能性が高いです笑。
ファイナンシャルプランナー業界で有名な本「Life Shift 100年時代の人生戦略」によると、
”2007年に生まれた日本人は、107歳まで生きる確率が50%ある“
そうです。
アメリカ、カナダ、イタリアやフランスも同様に寿命が長くなっており、同様のことが言えるそうです。
(参考:UCLAのHuman Mortality Database)
このブログを読まれている方の中には、107歳まで生きる方もいるかもですし、お子さんが2007年ぐらいに生まれた方もいると思います。
自分や家族が将来107歳まで生きていて、しかも生活にすごく苦労している。
あまり想像したくないですが、そういう時代になってきたということです。
ただ、日本も年金足りなくなるから自分でなとかしてね、だけではなく、それを支援するような政策や制度を作ってきています。
ですので、メディアで取り上げられている事実だけを知るのではなく、「背景と現状をきちんと理解し、その上で今から将来に備える」ということが大切かと思います^^
ということで、次回以降は、人生100年時代に向けて、国がどういう方針を出しているか、そして実際に人生ってどれぐらいお金がかかるの?ということをお伝えしたいと思います!
読んでいただきありがとうございました^^
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途中で紹介した「Life Shift 100年時代の人生戦略」、今後の人生の役に立つと思いますので、興味ある方は読んでみてください^^
今後どんな時代が訪れ、どんな生き方や人間関係が求められるか、有形だけでなく無形資産の重要性、などが述べられています。
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